テイスティング・ルーム第15回
東京のとあるバーに集まる男女3人。
モルト通とはまだまだいえない初心者ながら、
マスターに勧められるモルトをテイスティング、勝手なおしゃべりをしています。
話の内容については、まあ大目に見てあげてください。
今回のウイスキー
- 1995年アイル・オブ・アラン6年(オフィシャル)
- 1989年クライヌリッシュ11年(シグナトリー)
- 1973年ロングモーン28年(ムーンインポート)
登場人物
マスコミ関係の会社に勤務。おいしいものをおいしいと言える、20代の素直な女性。
通販関係の会社に勤務する30代の男性。以前は著述業を副業としていたので、表現は独創的。
金融関係の会社に勤務する男性。仕事がシビアな割に、舌の方の評価は優しい40代。
とあるバーのマスター。?代の男性。
今日は、スペシャルゲストをお迎えしました。
モルト・コレクター、かつ評論家のテイラー・スミッソンさんです。
ご本人は、在日の外資系金融機関にお勤めの方なのですが、 業界内ではモルト通として非常に有名な人物です。
はじめまして、よろしくお願いします。
はじめまして、よろしくお願いします。
はじめまして、よろしくお願いします。
(テイラー・スミッソン氏:以下S)こちらこそ、よろしくお願いします。
日本在住20年以上、生粋のアメリカ人でいらっしゃいまして、 なぜかモルト通で、業界内ではコレクターとして著名な方で、 ウイスキーマガジン等を通じて、日本のバーに関するレポートを世界に発信されています。
ただご本人は、自分はドリンカーであってコレクターではないと、 言い張っておられます。
今は、たまたま飲むペースよりも、買うペースが速いだけなのです(笑)。
今日は、変わりだねを3本用意してみました。
事前に伺っているところでは、スミッソンさんは、既に大半飲んでしまっているようですね。
今日の3本も良いけど、個人的にはあっちの棚にあるものが飲みたいです(笑)。
1995年アイル・オブ・アラン6年(オフィシャル)
最初の1本はアイル・オブ・アラン。
アラン蒸留所の限定ボトルです。
熟成期間は6年。
1995年の蒸留で、 アラン蒸留所創業の年に蒸留されたものですね。
95年蒸留のカスク・ストレングスでは、 一昨年の年末に販売されたフレッシュ・シェリー仕上げの 5年物がありましたが、 今回出されたものはバーボン・カスクですね。
FOUNDER’S RESERVE SERIESと銘打った限定発売で、 アルコール度数は、57.6度です。
ふーん、手書きのラベルですね。
「TOP STOCK OF WAREHOUSE #1」と言うのは?
第一倉庫の最上級品ですね。
もしかしたら、倉庫の一番上の方にあったということかも知れませんが。
色は、バーボンにしては濃いようですね。
液体自体はサラサラとした印象ですが、確かに濃い色です。
良い色ですね。
本当ですね。どんな香りがするのかしら。
もしかしたら、僕の故郷の味がするかも知れないよ。
えっ、それはどういう意味で…。
どちらなんですか。
ノース・キャロライナです(笑)。
う~ん、キャラメル・フレイバーね。(I以外、爆笑)
ノース・キャロライナ州って、キャラメルが有名なんですか?
えっ、不二家のお菓子にあったんだけど。知らない?
ノースキャロライナ・キャンデー。
えーっ、知らない。
若いですねえ。
渦巻き型のキャラメルのお菓子なんですけど。
そういうお菓子があったのは知っています。
実は、私の故郷とは全く関係ないのですが(笑)。
確かにキャラメルの香りも感じますが、もうちょっと濃くて、 糖蜜のような印象もあります。
青い林檎のような香りも。
少しザラザラとしています。
ああ、わかります。
鼻に対しての刺激の印象が、ちょっとザラザラとしているようで。
ただ、今日は切り立てだからということもあるのではないかとも思いますが。
そうですね。
だんだん香りが甘くなってきました。
角も取れてきたようです。
うん、香りがこなれてきたね。
Tさんの言った、青い林檎とか感じますよ。
あと白い葡萄の蒸留酒のような。
ブランデーとかだね。
(各自、テイスティングに移る)
結構、おもしろい味ですね。
甘みが先に来る。
あと仁丹の味。
噛んだときの苦味。
そうそう。
甘みと苦味、コクがあって。
色といい、味といい、バーボン樽っぽくないですね。
そうですね。
口に含んで広がるときに、サワーな印象がありますね。
Kさんのおっしゃっていた仁丹のような。
さわやかな、苦味ですよね。あの仁丹独特の。
ああ、ちょっとだけ、そうですね。
前のシェリー仕上げの5年とは全く違う印象ですね。
あれは、濃厚で、ひたすらに甘かったけれど。
ああ、しょっぱくなってきたぞ。
本当だ。しょっぱい。
確かに。
さわやかな苦みの後の、口残りがしょっぱいね。
何だかあんなに甘かったのに、こんなにもしょっぱい。
加水してみましょうか。
印象が変わってくるかもしれませんね。
ちょっとだけ。
甘さとしょっぱさ、あまり印象は変わらないみたいですね。
香りの印象が変わってきたんじゃない? ちょっと酢酸っぽいような。
ああ、本当だ。わかる。
本当に。
私は本当は加水したくないのですが・・・じゃ、一滴だけ。
一滴だけで変化するものははっきりと変化してくるのです。
入れすぎると崩れることが多いから。
本当に、そうですね。
・・・甘くなった。
加水すると仁丹を噛んだ時の爽やかな爆発は消えてしまいますね。
でも、苦み自体はありますね。
あと、渋味が強くなってきた。
やっぱりこのまま何週間か置いておいたら、 落ち着いてきて表情と深みがもっと魅力的になるのだと思います。
そうですね。
確かに、このままだとちょっと刺激が強い印象もありますが、 これはこれとして、評価できる個性を持っていると思いますね。
これは、うるめいわしの腹の部分の味。
(笑) スミッソンさんは、わかります?。
ううん、ちょっとわからないです。
メザシは知りませんか。イワシを干物にしたもの。
ああ、知っています。
その干物の腹の部分です。
塩っ辛さがあって、苦みがあって。
ああ、なるほど。
鮎の苦みとはまた違って。
すごいですね。
日本人みたい。
干物で思い出したけれど、あまり焦げ臭さは感じないですね。
でも、本当においしいです。
すっきりと爽やかで。
本当に面白いモルトですね。
厚みがあって、表情も豊かで。
ちょっと時間を掛けながら、五感を研ぎ澄ませて、 多彩な個性の変化を感じ分けていきたいモルトですね。
バーボン樽仕上げのモルト好きには受けるんじゃないかな。
確かに、そう思いますね。(にっこり)
1989年クライヌリッシュ11年(シグナトリー)
それでは、次に行きましょうか。
シグナトリー・ヴィンテージのボトリングによる クライヌリッシュ1989です。
熟成期間は11年で、 アルコール度数は57.2度です。
このモルトの面白いところは、 このラベルにも書いてあるのですが、 「South African Sherry Butt」で熟成されたところです。
言葉の解釈だけであれば、 「南アフリカの木で作られたシェリー樽」で仕上げられたという意味と、 「南アフリカで作られているシェリー酒の樽」という 意味が成り立ちうると思いますが。
ただシェリー酒を名乗るには、 正しくはスペインのへレス近郊で作られている必要がありますから、 おそらく「南アフリカの木材で作られた樽」の方でしょうね。
ただ、まあ、南アフリカの木材にどんな価値があるかというと…。
我々には、その有り難みは、よくわかりませんね。
そうですね。(苦笑)
ただ、中身の方はクライヌリッシュですから。期待してください。
わ~い。
(各自、眺めつつ、ノージングする)
色はあまり濃くないね。
ふんふん、最初の香りは板の香り。
木の匂い。
ああ、本当ですね。木の匂い。
この木は何だろう。
この~木、何の木、気になる木(爆笑)。
うまいすね。在日20数年。
えっとね、木といっても、ちょっと朽ちたような木の匂い。
ああ、南アフリカですね。
きっとアフリカ象のいるようなジャングルの朽ちた木でしょうか。
新しいバーに行くと、こういう匂いのするカウンターがあります。
確かに、ありますね。
へぇ~っ。
ヒノキの香りにも近いよね。ちょっとクセがあって。
いや、クセの出方は朽ち木だと思うな。
ジャングルで倒れて横倒しになっているような。
板にして、家に張りつけてしばらく経ったような匂いですね。
街道沿いで。
だから、ちょっと埃っぽい。
あと、カブトムシとかクワガタムシの幼虫とかがいそうな。
ウワッハッハ。
湿り気のある、埃っぽい木ですね。
クライヌリッシュの11年の割には、度数は57度台まで落ちてきていますが、 ちょっとモルトらしい香りとは違いますね。
香り談義はこのくらいにして、そろそろ味わってみますか?
なんだ、こりゃ。
クライヌリッシュが歪んだ感じ。
「南アフリカの樽」のせいかな。
そんなこといったら、南アフリカの人に怒られますよ。
加水する前から、加水したような崩れた感じがします。
口の中に残る後味の方は、それほど悪くないと思いますね。
ビター感があって。
ビターは気になる。
スタートはそれほど悪くないと思うけど、フィニッシュのビターはあまり自分は好きではない。
僕は、口に含んでいるときのアンバランスな感じよりも、 余韻のビターな感じが良いですね。
好き嫌い、分かれましたね。
僕は、逆ですね。
ビターな感じと、舌のピリピリ感が後まで残りますね。
口に含んだときの歪んだ感じは、個人的には馴染めないんですが。
何だかクラクラとしているようで。
私も、喉に入れてしまってからの印象の方が好きです。
口に入れている時には、私はキックやピリピリは感じないですね。
逆に舌への収縮感の方があると思います。
それが、次第にビターな余韻に移っていって。
舌に残るのは、舌先と一番後ろ。
私は、舌の両脇に感じますね。
樟脳とか舐めたら、こんな感じがするんじゃないかな。
ふん、なるほど。
舐めたこと無いけど(笑)。
一番最初に口に入れた時の焼酎っぽい印象は、 クライヌリッシュだと思うんですが。
それが、すぐに歪んでくるんですがね。
ええ、そうです。
香りに感じる微かなフルーティーさは、味の方ではあまり感じないです。
時間がたったら、甘くて、フルーティーになってきましたね。
最初の材木のような印象は薄くなってきました。
ああ、本当だ。
モンブランのようなマロンケーキ。
マカダミアン・ナッツにチョコレートを被せたやつを食べたときの後味。
ヘーゼルナッツ・クリームが、こんな感じ。
ああ、なるほど。
そうかも。
これはね、「南アフリカ」が掛かっているのは、 きっとシェリーでも、木材でもないんだと思うよ。
えっ、じゃ、何ですか。
これはね、「南アフリカのクライヌリッシュ」(爆笑)。
今日は、かなり頭を使わなきゃいけなくなってきたみたいで。
時間が経つと、歪んだ感じもなくなってきたみたいだね。
ちょっと加水してみますか。
ああ、加水する前に、全部飲んじゃった。
ちょっとベタベタするけど、あまり印象は変わらないみたいだよ。
そうだね。
今日のモルトは、時間が経つほどによくなってくるみたいですね。
これは、加水せずに、ゆっくりと落ち着いてから飲むのがいいんじゃないかな。
最初はちょっと戸惑ったけれど、だんだん悪くないように思えてきた。
1973年ロングモーン28年(ムーンインポート)
それでは、3本目の変わり種に行きましょうか。
トカゲの絵が付いたラベルが個性的なボトラーズ物です。
イタリアのムーン・インポート社が瓶詰めしてきた ロングモーンの28年。
ヴィンテージは1973年ですね。
アニマル・ラベル・シリーズと称して 何本か入ってきているのですが、 ラベルに描かれているのは何故かトカゲなどの 爬虫類ばかりという変わりだねです。
トカゲも、Animalに入るのですか?
爬虫類はReptilesですが、一応Animalのなかには入りますね。
へえっ。
ムーン・インポート社が瓶詰めをしていますが、 すべて日本向けと思われます。
ちなみに、輸入元はジャパン・インポート・システムです。
巷の噂では、このロングモーンはかなりの変化球であると聞いておりますが、 私も、今日始めてテイスティングするモルトです。
みなさんの率直な感想も聞かせてください。
(と言いつつ、グラスに注ぐ)
このアニマルシリーズは確か4本くらいあって、 このロングモーンとアイル・オブ・ジュラと、 ハイランドパーク、あとタムデューだったかな。
このなかでは、ジュラが一番評価が高かったですね。
ジュラはすぐに売り切れました。
赤ワインみたいな濃い色ですね。
すっごおい。
ほんとうにしっかりとした色ですね。
ファンタグレープの濃さ。
ああ、なつかしい香り。
妙に馴染みのある香り。
かび臭い。
すごい甘い香り。
デザートみたい。
エステル臭とかび臭さ。
あと熟したメロンの香り。
ああ、メロンねえ。
熟したというより、腐ったメロンね。
イッちゃったやつ。
そうそう。
味の方はどうかな。
う~ん、葡萄飴。
げ。
ゴムタイヤ。
ブリジストン、ミシュラン、ダンロップ(笑)。。
すごい、ゴムゴム。
輪ゴムになってきた。
ゴム好き、ラバー好きには堪らない味だね。
溶剤臭さは全く感じずに、まさにゴムの味ですね。
封を切ってから、一週間くらいたったら味が変わってくるかもしれない。
いやもっと、そう6ヶ月くらいたったら、随分良くなると思いますよ。
モートラックの10年くらいのものに、 時々こういうゴムっぽいのありますよね。
最初は、ダメだったんですが、だんだん良くなってきていますね。
前回飲んだときは、封切りから1週間くらいの物を飲みましたが、 後味は今日のよりも、もっと苦かったようです。
時間が経つとだんだん苦みが強く出てくるんでしょうかね。
これは、サンマのおなかの苦さだね。
今日は、トカゲシリーズじゃなくて、お魚シリーズですか。
いや、トカゲの黒焼きの味もします(笑)。
後味に何だか残るものがありますね。
長いけれど、自分としては長くなってほしくない感じの余韻ですね。
長く引くことが心地良いものとそうでないものとがありますけど、 これはなかなか微妙なところですね。
ラベルみながら飲むと、トカゲのゴムのおもちゃを 咥えているような気持ちになってくる。
個性的ではありますね。
確かに。
時々グレンリベットなんかでも、こういう趣きのものがありますね。
口のなかで、舌の上で、暴れる、個性的なトカゲのロングモーン。
飲み慣れたら、結構、病み付きになるかも。
水を口に含んでから、また飲んだら、苦みの個性が際立ってきた。
加水すると、随分感じが変化すると思いますよ。
わっ、凄い強烈になってきた。
苦さが増してきますね。
時間が経ったら、火薬や硫黄のような香りもしてきました。
ムーン・インポートのシリーズは、 個性的なものや美味いものまで、結構幅広くあります。
トカゲシリーズ以外にも、鳥シリーズや魚介類、水棲生物のシリーズとかあって、 自分が飲んだ中で一番好きなのは、クラゲのラベルのついたカリラですね。
へえ。そのカリラ、私も飲んでみたいです。
さて、それでは総括に移りましょうか。
アランは、とっても面白いモルトですね。
仁丹の味の苦み、爽やかさ。
クライヌリッシュは、不思議な味ですね。
最初に板・木の香りがして、口に入れると眩暈のような感じ。
後半がマカダミア・ナッツ・チョコのようなお菓子みたいで。
Iさんから、三本のまとめをお願いしましょうか。
はい。
好きな順番に並べると、今日飲んだ通りです。
一番がアラン、次がクライヌリッシュ。
そしてロングモーンです。
アランは、スッキリと爽やかで意外性のあるところが良かったです。
クライヌリッシュの良いところは、最初に感じた木の香りですね。
ロングモーンは、甘いメロンの香りが魅力的でした。
僕は、順番付けるのがとても難しいと思います。
三者三様で、優劣つけがたいというか…。
アランは、最初に感じるフルーティーさ、 口の中で破裂する仁丹の爽やかさ、微妙に変化していく表情かな。
6年とは思えない完成度の高さだと思いますね。
クライヌリッシュは、最初の木の香りと、 最後のやや長めの余韻の心地よさを評価したいですね。
口に含んだときの、眩暈がしそうな、歪んだような印象は、 まだ自分には、よくわからないですね。
もう少し時間が経ったら、また味の印象は変わるかも知れませんが。
ロングモーンは、個性的ではあるけれど、 なかなかに手ごわくて、手放しでうまいとは言い切れない。
好みも含めて考えれば、ちょっと評価が難しいですね。
メロンの香り、ゴムタイヤ、ベタ付いた感じのある甘さ、力強さ、火薬・硫黄。
ひとつひとつの個性はシェリー樽のロングモーンだし、 病み付きになりそうな魅力は秘めているけれど、 今日飲んだ状態では、全体のまとまり、完成度といった点で、 いまひとつかなという感じでしょうか。
質問しても良いですか。
もし、クラッシック・モルト・シリーズと、今日の3本しかなかったら、 どれを飲みますか?
非常に難しい質問ですね。
でも、お金を出して探求してみたいと思えるのは トカゲのロングモーンかも知れません。
半年くらい経って落ち着いてくれば、 奥行きや多彩な個性がどのようにまとまっていくのかがとても気になりますね。
なるほど。
確かに、奥行きはしっかりとありますからね。
3本とも開け立てだったら、どうしますか?
う~ん、これは難しい。
最後は、Tさんのまとめを。
今日はこういうモルトもあるんだな、ということで、大変に良い勉強になりました。
終わり(笑)。
今日は、「魚のはらわた」シリーズしないの?
クライヌリッシュが、はらわたじゃないんだよね。
では最後に、ゲスト・コメンテーターのスミッソンさんからお言葉をお願いしましょう。
今日は、わざわざテイスティングルームにお招きいただきありがとうございました。
テイスティングで飲むといっても、 最後は好きか嫌いかという部分によるところが大きいと思っています。
今日の3本もそれぞれ甲乙付けがたいけれど、 自分としてはこのなかで好きなものから順番が付いています。
ところが、自分がバーに行ったときには、 テイスティングで高い評点を付けたモルトばかりを オーダーしているわけではないのです。
このことは、とても不思議です。
まあまあの評点でも、いつも注文するモルトがあって、 その世界を楽しめます。
とても個性的で最初は口に合わなかったけれど、また注文するモルトもあります。
自分自身の口に合わなかったモルトを、本当に好きになる人もいますね。
まあ、テイスティングといっても、固く考えず、 自分の趣味で考えてみることが大切ですね。
ありがとうございました。
また機会がありましたら、よろしくお願いします。
まあ、半年くらいしたら、また遊びに来て頂けますか。
わかりました。
そのときはおいしい、とっておきのモルトを用意しておいてくださいね。